今年はよく雪が降りますね。
年末年始の大雪は、積もらなかったので、
何とか、透析通院は大丈夫でした。
今回 2021年1/7(木)、1/8(金)、1/9(土)と大雪になりました。
私の住む地域では、めったに雪が積もらないので、
雪が続くと、すごく心配になります。
私は、月水金の夜間に透析を受けています。
1/8(金)の夜間、雪が強まる予報だったので透析通院が心配でした。
予報では、21:00頃から雪が強まるようでした。
ちょうど、帰宅時間に雪が強くなりそうだったので、
昼間、病院に電話をして、
透析時間を、早くしてもらい、いつもより3時間早く家に帰り着きました。
家に帰り着いてから、しばらくしてから
雪が激しくなり、短時間で積雪しました。
いつもの時間に透析を終えていたら、
自宅に帰り着くのが困難になっていたかもしれません。
隣のベッドの患者さんは、
交通機関がストップしていたので、職場から歩いてきたといって、
いつもより、遅い時間に来ていました。
帰り、タクシーが捕まるといいですけど、
家に帰り着くまで心配ですね。
雪の多い地域に住むみなさんは
大雪の日の透析通院、本当にたいへんな思いをされていると思います。
私の住む地域では、
雪が積もって何日も溶けないことはめったにないですが、
数年に一度くらいは、透析通院に影響を及ぼすことがあります。
雪が積もったら、タクシーを使うのですが、
なかなか電話も繋がらないし、タクシー拾うのも大変で、
病院にたどり着くまでに、かなりの時間がかかってしまいます。
それでも、これまでは何とか病院にたどり着き、
無事透析を受けることが出来ました。
雪が多い地域の方は、それなりに工夫はあるのでしょうけど、
それでも予想外の大雪が降った時は、対応に困りますよね。
目次
大雪時、透析通院の注意点
大雪時の通院にはどんな困難や危険が伴うのでしょうか?
・公共交通機関がストップする
・タクシーは、つかまりにくい
・車は、スリップや立ち往生などの危険が伴う
・徒歩は、足元が滑りやすく、怪我や骨折のリスクがある
また、注意して歩かなければならない為、いつもより時間がかかる
いづれにしても、大雪の日は、透析通院に時間がかかります。
早め、早めの行動を心がけて下さい。
働いている方は、職場の理解があれば、早退するなどの対応をされたほうがいいと思います。
安全に通院するためには、
透析時間や透析日の変更を考えるのもひとつの方法です。
でも、大雪や悪天候が何日も続いた時は、
また、別の対策が必要ですね。
最悪、透析が何日か受けられなくなる可能性もあるので、
大雪などの悪天候が続くと予想される場合には、
カリウム、水分、塩分には気を付けましょう。
過去の雪被害で透析通院に影響がでた事例を調べてみました
雪の多い地域に住んでいる方は、毎年たいへんな思いをしていらっしゃることと思います。
透析患者、豪雪で家に足止め 医療スタッフの通勤難しく(福井県北部)
2018年2月7日
■災害拠点病院の一つで、1日約60人が人工透析を受ける福井市の福井県済生会病院。
一人暮らしの市内の中高年の男性は、雪のため家から出られず、3日を最後に透析を受けていなかった。
病院側は男性と相談のうえ、7日に救急搬送して透析を行った。
また、山間部に住む別の男性も雪で来られず、自宅に近い別の医療機関で透析を受けたという。
7日は7人が雪で来院出来なかった。
■隣接する福井県坂井市にある鈴木クリニックでも
7日に透析予定だった100人弱のうち20~30人が雪で来られなかった。
受けやすくするため8日の透析は午前のみの予定だったのを夕方まで対応することに。
男性医師は「車が主な交通手段なので大雪だと本当に困る。
スタッフもたどりつくのが大変な状況だ」。
■同県あわら市で唯一の透析施設がある木村病院でも、7日に透析を受けたのは12人。
予定の半数しか来院できなかった。
「6日に透析を受けられなかった一人が今日も家の近くの雪が多くて来られなかった。透析間隔が空くので体調が心配だ」と担当者。
残りの患者は病院が電話で連絡し、体調を聞き取った上で、後日透析を受けることで調整。水分管理とカリウムの取りすぎに注意するよう指導したという。
≫透析患者、豪雪で家に足止め 医療スタッフの通勤難しく(朝日新聞デジタル 2018年2月7日)
平成26年豪雪時の透析通院(山梨)
上記の新聞記事は、
詳しい内容までは見つけることが出来ませんでしたけど、
大雪の中、必死の思いで、
病院までたどり着き、
病院を目前にしたところで、力尽きたようです。
平成26年2月、大雪当日は、山梨県内全ての透析施設で通院困難な患者が発生し、
・救急車、
・ドクターヘリ、
・さらには自衛隊のヘリコプターを利用して来院するケースも見られていた
ことを報告している
参考:https://www.jstage.jst.go.jp/article/bhsu/14/0/14_29/_pdf/-char/ja
平成26年豪雪概要
・平成26年 2月7日から9日にかけての降雪
前線を伴った低気圧が日本列島の南をゆっくり通過したため
中国・四国地方から東北地方にかけて大雪となった。
・2月14日夕方から2月15日朝にかけては
特に甲信地方の山梨県で記録的な大雪となった。
死傷者
・2月8日 – 路面凍結による交通事故などで、11都県で13人が死亡。負傷者は29都府県で1498人に上った。
山梨県内では、
・富士河口湖町内のコンビニエンスストアに勤務する笛吹市の50代女性店員が、帰宅中に自動車が立ち往生し、徒歩で自宅に向かったところ、同町内で力尽きて凍死した。
・他にも北杜市で、車中に閉じ込められた男性が凍死するなど あわせて5人が死亡した。
ライフライン
・道路の寸断による孤立複数個所
・2月15日に東北や関東などの広い範囲で停電がおき、
関東では栃木県を中心にピーク時で10万軒近くが停電した。
・全面通行止めにより物流が止まった山梨県内では食料や燃料などが不足し、
道路が開通するまで県内のスーパーやコンビニでは、
休業や閉店繰上げなどが相次いだ。
・ガソリンスタンドでは灯油が底をつき、ガソリンなどを給油制限する店も相次いでいた。<ウィキペディアより>
まとめ
大雪で通院が困難となった場合は、
予定通りに透析が受けられない可能性があります。
大雪の時に、無理に外に出るのは危険な場合もあります。
そんな時に自分で気を付けられることは、
体調管理と食時管理ですね。
・カリウム
・塩分
・水分
に気を付ける。
風邪を引かないように注意することくらいですかね?
また、大雪で停電が発生する可能性もあるので、
カイロなど、暖をとれるものや、飲料水、
停電でもすぐに食べられるような食料を準備しておくことも必要かと思います。
大雪や災害などに遭遇すると、
通院が欠かせない透析患者はとっても、たいへんな思いをしますね。
