透析・体調管理

災害時透析(災害にあったとき慌てないためのまとめと心の準備)

九州北部地方では、台風9号が去ったばかりだというのに、

今度は、超大型で厳重警戒の台風10号が・・・

通院が欠かせない透析患者にとって、台風など災害時の通院は大きな問題です。

災害には、台風の他にも、大雨、地震、大雪などもありますね。

災害に遭遇した時に慌てないように
災害時にとる行動や、注意点などをまとめてみました。

 

災害時の透析

災害時には、予定通りに透析が受けられなくなったり、
透析時間が短くなる場合が考えられます。

いつも通りの透析ができないと
いつも以上に、水分や塩分カリウムなど
食事に気を付ける必要があります。

他の病院で透析することに備えて

① 透析条件カードを携帯しておく
持っていなくとも自分のドライウェイト(DW)は覚えておく

② 自分で内服している薬や禁忌・アレルギーを把握しておく

③出来れば1週間分程度の薬を携帯しておく

 

透析中に災害にあったとき

透析中に災害が発生した場合には
スタッフの指示に従って、落ち着いて対応します。

緊急避難が必要と判断された場合、状況によっては透析回路からの離脱を患者自身が行うこともあります。

 

透析中停電になったら?

災害時に考えられるのが、まず停電です。
停電が長く続くと、透析が出来なくなります。

停電になると、突然部屋が暗くなり透析装置の警報が鳴り響きます。
スタッフが走り回り、騒然となりますが、
一時的な停電だとすぐに回復します。

透析装置内蔵バッテリーの持続時間は30分ほどだと聞いています。
一時的な停電の場合はすぐに復旧するでしょうけど
停電時間が長くなると、透析を中断することになるでしょうね。

 

避難時の注意

■非常時は、エレベーターは使用しない。

■日ごろから施設の非常口を確認しておく。

■地震の場合はガラスなどが飛散していることが考えられ、怪我をする危険があるため、必ず履物(できれば靴のほうがよい)を履き移動する。

■火災の場合はできるだけ身をかがめ、煙を吸わないようにタオルなどで口と鼻を覆う。

 

透析を受けていない時に災害にあったとき

①自身がいる場所の安全確保

②通院している透析医療機関と連絡

・自分の状況を報告する
・医療機関で透析治療が行えるか確認する
・通院施設で透析治療が行えない場合は、どうしたらいいかの指示を受ける

③通院施設と連絡が取れない場合

・最寄りの保健所に連絡を取り、指示を受ける
・保健所と連絡が取れない場合には、地域で指定されている拠点病院に連絡を取り指示を受ける

※自分の住む地域の保健所と指定拠点病院の連絡先は調べておく。

 

非難する場合

自宅の安全確保が難しい場合は、緊急持ち出し物品を持って避難所へ避難する。

緊急持ち出し物品

防災手帳などを参考にして、次のようなものを準備しておく。

難時 非常持ち出し用リスト

□常備薬、救急セット
□お薬手帳のコピー
□身体障害者手帳のコピー
□特定疾病療養証のコピー
□保険証
□飲料水
□非常食(飴やクッキーなどカロリーがとれるもの)
□現金
□AM/FMラジオ
□懐中電灯
□携帯の充電器
□衣料品(タオル、Tシャツ、下着、靴下)
□スリッパ
など

「透析患者カード」や「腎不全患者のための緊急・防災手帳」
(ほかの透析医療機関や避難所などで透析を受ける場合に非常に重要となるため、バックや財布などに入れて常に携帯しましょう)

非常持ち出し用品は、人によって違う場合もあると思います。
また、一人で非難する場合は、あまりたくさんのものは持てないかもしれませんね。
日頃から、非常時に必要なものを考えておくといいかもしれません。

 

「緊急・防災手帳」

私の住む地域では、「透析患者カード」というものがありません。
替わりに、県腎協から「緊急・防災手帳」というものが配られています。
県腎協に未加入の人は持っていないはずです。

「緊急・防災手帳」中身を確認してみたら

1.医療情報

・住所・氏名・生年月日・血液型・保険証などの情報・緊急連絡先など
・通院施設の情報(住所・主治医)
・合併症
・服用薬
・ドライウェイト
・ダイアライザー
・アレルギー
・シャントの情報

2.災害への対応マニュアル

3.NTT災害用伝言ダイヤルの使い方

4.県内の透析施設の一覧と連絡先

など、有益な情報が掲載されていました。
県腎協などが発行した「緊急・防災手帳」をお持ちの方は、内容を確認してみて下さい。

透析情報を見直してみると、主治医や内服薬の内容など情報がだいぶ古くなっていました。
定期的に見直しが必要だと感じました。

独自の「透析患者カード」を発行している病院もあるようですが
県腎協未加入の方にもこのようなシステムが必要だと感じました。

■「透析患者カード」とは?

災害時透析患者カードは、透析患者が災害時に備えて日頃から携行するカードです。
氏名や緊急連絡先、透析医療を受けるためデータなどが記載できるようになっています。

 

■「透析患者カード」はこのようなものらしいです。 ↓
<出典 https://www.jinlab.jp/basic/other_3disaster_1usually.html>

私の通院するクリニックでは、「SOSカード」というものは発行していますけど
病院独自の「透析患者カード」というものは存在しないようです。

 

薬について

薬には2~3日飲まなくてもすぐに体に影響が出ないものと、
1回でも服用しないと体に影響が出るものがある。

自分が飲んでいる薬の中で、
飲まないと早期に体に影響が出るものについては、担当医に確認しておく。

また、外出時に被災することも考えて、3日分ほどを常に携帯していると安心。

 

体に影響がある薬の例
・降圧剤
・心臓薬
・インシュリン
・カリメイト
・ケイキサレート
・ステロイド
・免疫抑制剤 など

日本透析医 災害情報ネットワーク

災害時に透析受け入れ可能病院および受け入れ可能人数を公表しています。

Home ➡登録施設一覧から調べて下さい

・自分の通院している病院で透析できるかを調べることが出来る
・受け入れ可能病院を調べることが出来る

 

日本透析医 災害時情報ネットワーク

 

災害時の情報収集に、古いガラケーのワンセグが使える

以前使っていたワンセグ付きの古いガラケー
電源さえ入れば、無料でワンセグのテレビが視聴できます。

ガラケーはバッテリーが長持ちするので、停電時や災害時の情報収集に使えますよ。

 

まとめ

私自身の災害体験は、
38年前の長崎大水害(死者・行方不明299名)を経験しました。
発生時、透析中ではありませんでしたが
外出していて自宅に帰り着くことが出来ませんでした。
透析中だった人は、全員透析室に泊まったそうです。

災害発生翌日の透析は、
いたるところで、がけ崩れがあり、普段通っている道が不通で
迂回路を繰り返しながら、やっと病院にたどり着くと
断水で透析が出来ず、給水車の到着を待って、3時間だけ透析をしてもらえました。

突然の災害に遭遇した時に慌てないためにも、
日頃から、災害時にどう行動したらいいのか?
非難するとき、何が必要か?など
考えておくことは大事なことですね。

他にも災害時は、予定通りに透析が受けられない可能性があるので、
カリウム、水分、塩分には十分注意したいですね。

 

参考サイト 全腎協

台風情報 一番情報が早くて正確なのは気象庁の台風情報です本格的な台風シーズンになりました。 何があっても通院が欠かせない透析患者にとって、 台風や大雨などの悪天候は、とても心配ですネ。 ...



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