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台風が来ると透析患者はいろいろと心配です(台風9号、10号)

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九州北部地方では、台風9号、10号と立て続けに、やってきました。

なかでも、台風10号は、
”これまでに経験したことがない台風” ”風速80メートル”と表現され、
厳重警戒の台風として、人々の恐怖を誘いました。

月水金夜間透析のクールでは、まともに影響を受けました。

台風、透析室の対応

台風9号

まず、9月2日(水)の台風9号ですが、
いつもより1時間早く、15:20頃から透析を始めてもらえました。
いつもより早く帰宅できたおかげで、危険なめに会うことなく、
無事に帰宅出来ました。

でも、仕事で早く来れなかった人の話では、
帰宅時、風が強くて怖い思いをしたそうです。
特に、橋の上での信号待ちは、車体が揺れて、本当に怖かったそうです。

透析を早く始められることは、
特に透析室からの連絡はなかったのですが、
早めに行って、病院で待機していたら、早く始めてもらえました。

仕事などの事情がない場合、
台風などの災害時は、早めに病院に行き、待機していることがいいかと思われます。

 

台風10号

台風10号は、日曜日の夜半から月曜日にかけて、最も暴風雨が強くなるということでした。
日曜日の夕方頃から、全ての交通機関がストップ、コンビニやスーパーも臨時休業、
月曜日は、全学校休校、企業も休み、ゴミ出しもストップと、厳重警戒態勢でした。

月曜日透析が危険ということで、
月曜日透析が、日曜日に振替になりました。
全員4時間透析です。

午前のクールが、9時から始めて、
午前の患者が終わり次第、夜間の患者の透析を始めるという形です。

もう、スタッフもバタバタで、狭い更衣室も、大混雑でした。
コロナどころじゃない感じでした。

透析が終わり、急いで帰り支度をして家路につき、18時半ごろ帰宅出来ました。
まだ、風雨はそんなにひどくなかったのですが、
車はほとんど走っていなくて、コンビニもすでに、閉まっていて、
気持ち的にすごくあせりました。
家に帰り着いたときには、本当にホッとしました。

災害時は、食事が不規則になる

今回の台風は来る前から、要警戒の台風だということで、
今までに経験したことない規模の台風と騒がれていました。

いつも以上に入念な暴風雨対策が求められました。
かなり高い確率で、停電することが予想されていましたから、
冷蔵庫と冷凍庫の中身を出来るだけ減らしていました。

当然、いつもと違う食事内容となってしまいます。
ご飯を炊いても、冷蔵庫が使えないと保存できないので、
パンや簡単なものばかり食べていたら、
台風前日の透析で、増えがわずか1.0㎏でした。

台風準備に追われ、慌ただしいに加えて
気ぜわしくもあり、食事もゆっくり作って食べることが難しい状況でした。
また、食欲もありませんでした。

私の住む地域では、幸い停電は起きませんでしたが、
実家では、まる3日たった今でも停電状態です。
3日間も停電が続いたら、食料も底をつき、精神的にもきついだろうなと思います。

突然透析日が変わると、なんだか調子がくるってしまいます。
今回の台風では、月・水・金→・水・金になりました。
曜日感覚も鈍ってくるし、水分管理や食事管理の感覚も鈍ってきます。
いつも以上に、食事や体調管理には気を使わないといけないですね。

 

台風で肉体的・精神的ストレスを受ける

今回の台風では、台風事態の暴風雨よりも、
台風が来る前の報道のありかたに、恐怖を覚えました。

”今までに経験したことのない規模の台風”といわれて、
どんな怖い状況を経験するんだろう、透析は無事受けられるのか?
という不安ばかりが大きくなって、精神的にも負担がかかりました。

また、台風の準備で
家のまわりの状態を確認したり、水の汲み置き、長い行列に並んでの買い出しなど、
身体的にもすごく疲れました。

体調不安や、手足に障害がある長期透析患者+一人暮らしという状況が
さらに、不安を大きくしました。

注意喚起を促すことは重要なことなんですけど、
もう少し、報道のあり方を配慮してもらえないものですかね?

障害があったり、持病があったり、高齢であるからといって
暴風雨対策や、避難援助が受けられるわけではありません。

同じ災害に遭うのでも、同居家族がいるか、身体が自由に動くか、体調不良があるかによっても、身体と心の負担がずいぶん違ってくると思います。

障がい者や高齢者は災害弱者といわれますが、
避難に時間がかかったり、避難所で過ごすことに不安があります。
最近では、コロナの影響で定員オーバーにより、避難所に入れない事例も相次いでいます。

私の近所にある避難所も満員になったようでした。
状況によっては、透析終了後に行くつもりでいましたが、
行ったとしても、入れなかったようでした。

 

まとめ

今回の台風は、結果的にいうと予想されていたよりも、大きな被害はでなかったようです。
確かに風はひどく吹き荒れましたが、今までに経験がある程度の風と雨でした。

これまで、台風は何度も経験していますが、
透析歴が長くなり、体力や気力が衰えてくると、不安も大きくなります。

でも 台風は来る前に予想できる災害なので、準備する時間があります。

飲み水や食料備蓄など、日頃から出来る備えはしていたほうが賢明ですね。

”台風時にすることリスト”を作っておくのも、慌てなくていい方法かもしれません。

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