汗をかく季節になりました。
透析後の入浴はしないほうがいいのは分かっていても
夏場、汗をかいたまま寝るのは抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。
ある患者さんは、針穴を濡らさないように腕を上げて入るけど
やっぱり濡れてしまうと言っていました。
針穴がふさがっていない状態で濡れてしまうと、シャント感染のリスクがありますね。
どうしてもシャワーを浴びたいなら、
せめて、防水フィルムを貼ってから浴びるといいですね。
透析後の入浴を勧めない理由
■針穴からの感染の危険がある
■透析後は、血圧が低くなりやすいため、入浴でさらに低下する可能性がある
シャント感染したらどういう状態になる?
・シャントが痛い(ズキズキする)
・シャント部の痒み
・シャント部に熱感
・赤く腫れる
・膿が出る
・ひどくなると、発熱・敗血症になる
どうしても、入浴したい時
■シャワー浴にする
■針穴の感染予防に、防水フィルムを貼る
防水フィルムの存在を知っていますか?
防水フィルムは
透析後のシャワーのみでなく
透析翌日まで出血が止まらない時にも使えます。
■使う分だけ切って使えるロールタイプが便利です ↓
■インジェクションパッドの上から貼るとこんな感じです。↓
その他にも、冬場のあかぎれにも使うと、水が染みなくていいですよ。
まとめ
透析後の入浴を禁止している病院もあるようです。
私の通院しているクリニックで、看護師さんに聞いてみたら
「お勧めはしません」と言われました。
でも、夜間透析を受けている患者さんのなかには、
透析後にシャワーを浴びている患者さんもいるようです。
私は長年の習慣で、
透析の日は入浴なしという行動が染みついています。
また、夜間透析後にシャワーを浴びる気力もありません。
寝るのも遅くなるし・・・
夏場は、時間に余裕があれば、
透析に行く前にシャワーを浴びることもありますが
働いている方は、無理ですね。
以前、通院するクリニックで
シャワー室設置のアンケートがありましたが
結局、シャワー室は設置されませんでした。
病院にシャワー室があり、
シャワーを浴びてから透析を受けられたらスッキリするのにね。
働いている透析患者さんは、多少無理してでも
透析後、シャワーを浴びたいですよね。
[…] […]