透析・体調管理

透析患者と動脈硬化(脈波検査で血管の詰まりや血管年齢を知る)

自分の現在の血管の状態を知っていますか?

私の通院するクリニックでは、定期的に脈波の検査があります。
シャント以外の腕と、両足に血圧計を巻き付けて
ギューと締まるヤツです。

血管の詰まり検査は正常値のようですが
血管年齢が高いのが気になります。
実年齢よりも、30歳くらい高いです・・・・

長期透析患者は、血管が石灰化して固くなり
透析が長いほど、血管の状態が悪くなるそうです。

先生が、「血液サラサラの薬を出しましょうか?」と言ってきましたが
足の甲の動脈を触れてみて、よく流れているようだから、
「薬を出すのは止めておきます」ということでした。

血液サラサラの薬を使うと、出血しやすいという作用もあるため
良し悪しな部分もあるのでしょうね。

・ABI検査(血管詰まり)
・PWV検査(血管の硬さ)

■両手・両足の血圧を測り、足と手の血圧を比べる検査

■両手と両足の4か所に血圧計を巻いて血圧を測ります。
(透析患者の場合は、シャント側の手以外なので、3ケ所ですね)

■もし心臓から出た血管の途中に狭窄があると、
足の血圧の方が手の血圧に比べて低くなり、病気であるということがわかります。

■手の血圧に比べて足の血圧が90%以下になると、足に狭窄があると言われており、
このABI検査は短時間でPAD(末梢動脈疾患・足や手の動脈硬化によって様々な症状をひき起こす病気)があるかないかを診断できる検査。

ABI(血管詰まり)検査とは?

■ABI検査➡足の動脈が詰まっていないか?調べる検査

足関節上腕血圧比(ABI)
ankle-brachial pressure index)
(足首 上腕   血圧  指標)

基準値は?

ABI評価基準

0.9<ABI<1.4 正常
ABI≦0.9 末梢動脈疾患の疑い
ABI≧1.4 石灰化(カフの閉塞不良)

 

PWV検査とは?

Pulse Wave Velocity
(脈   波   速度)

PWVとは、血管の硬さを調べる検査

■ 心臓の拍動(脈波)が動脈を通じで手や足に届く速度のこと
■ 動脈壁が厚くなったり、硬くなったりすると、
動脈壁の弾力性がなくなり、脈波が伝わる速度が速くなる

 

 

 

PAD(抹消動脈疾患)とは?

PAD➡末梢動脈疾患(Peripheral Arterial Disease)

足の血管に動脈硬化が起こり、
血管が細くなったり、詰まったりして、足に十分な血液が流れなくなることで発症する病気

症状

・歩行時に足がしびれる
・痛い
・冷たい

病気が進行すると

・歩けなくなる(間欠性跛行)
・じっとしていても足が痛むようになる
・足に潰瘍ができたり、壊死したりすることもある
・ひどい場合は足を手術しなければならなくなることもある

また、動脈硬化は全身的に進行するので、
足の動脈硬化は、心臓や脳の動脈硬化にもつながり、
狭心症心筋梗塞脳卒中などを引き起こすこともある。

 

透析患者さんの動脈硬化は、血管の石灰化が大きく関係している

■腎機能が正常な患者さんの動脈硬化
血管の内側にコレステロールや脂肪が沈着して、
血管の内膜が厚くなり、血管内腔がせまくなることで、閉塞がおこる。

■透析患者さんの動脈硬化の特徴
・ミネラル(リン・カルシウム)の代謝バランスが崩れた結果、生じる血管の石灰化が多くみられる。

・石灰化が起こると血管は硬くなってもろくなり、血管壁が破れる場合がある。

 

血管が石灰化して硬くなると?

■心臓や脳に栄養を送る血管が詰まりやすくなり、
心筋梗塞脳梗塞を発症しやすくなる

■足の血管が細くなると、
歩行時の痛みや、足先の血行不良の原因となり、ひどい場合は壊死(えし)する。

動脈硬化によって引き起こされる主な病気

■頭部➡ 脳梗塞、脳出血
■心臓➡ 心筋梗塞、狭心症
■足 ➡ 末梢動脈疾患(PAD)

 

動脈硬化予防の為に

カルシウムとリンの管理を良くすることが重要

■カルシウム・リンのコントロール(十分な透析、食事管理、 確実な服薬)
■ 血圧のコントロール(水分や塩分の摂りすぎに注意)
■禁煙する
■ 運動(しっかり歩くことで血流がよくなる)

 

 

 

 

 

 



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