先日の血液検査結果で、中性脂肪の値がすごく低くなっていました。
いつもは、100前後はあるんですけど・・・
高過ぎるのも問題ですが、低すぎると身体にどのような影響があるのでしょうか?
中性脂肪とは?
中性脂肪は、エネルギー源であるブドウ糖が不足した場合、それを補うためのエネルギー源です。
体内に取り込んだエネルギーが余った場合、肝臓で中性脂肪が合成され、皮下脂肪として蓄えられます。
このように中性脂肪は人間の体になくてはならないものですが、
肝臓で増え過ぎれば脂肪肝に、
皮下組織で増え過ぎれば肥満につながります。
中性脂肪が低くなると身体にどんな影響がある?
中性脂肪は「体内にエネルギーを貯蔵する」という大切な役割を担っています。
そのため、中性脂肪値が基準値以下の場合、体内のエネルギーの蓄えが少ない状態なので、
・「疲れやすい」
・「十分に休んでもスタミナが回復しない」
・低体温・末端の冷え(中性脂肪は身体の体温調節に関係している)
・免疫力の低下
・抜け毛や肌荒れ
中性脂肪値が低すぎる原因
①ダイエット目的などで極端な食事制限をおこなうこと。
②アスリート並みの過度な運動。
③なんらかの疾患が関係している
・肝機能に問題がある場合、中性脂肪を合成、貯蔵することができなくなるため値が下がる
・甲状腺機能亢進症(=バセドウ病)の場合、新陳代謝が非常に活発となるため、中性脂肪が大量に消費されることで値が下がる。
④体質や遺伝によるもの
1つめから3つめの原因に当てはまらないなら、体質的に中性脂肪を蓄えにくいと考えられるため、意識的に脂質を多く摂ることが望ましいでしょう。
中性脂肪の基準値
正常な場合は1デシリットルの血液のなかに50~149ミリグラム。
家族に太っている人が多いなどの体質的な条件もありますが、一般に太っている人は高めの数値になります。
また、食事の摂り方も検査値に大きく影響します。
異常値の場合に考えられる主な疾患
基準値より高い場合:高脂血症、糖尿病、ネフローゼ症候群、膵炎、甲状腺機能低下症など。
低い場合は:肝臓病、甲状腺機能亢進症、アジソン病、副腎機能不全などの疑いがあります。
中性脂肪値を上げるには?
中性脂肪が低いということは栄養不足の状態だということなので、必要な栄養をしっかりと摂取することが大切です。
①朝昼晩食べる
②炭水化物を多めに摂る
③炭水化物、タンパク質、脂質をバランスよく摂る
まとめ
中性脂肪が低いのは、体内のエネルギ貯蔵が足りないってことのようです。
つまり貯金が少ないことです。いざ病気をして食事が摂れない時、体内のエネルギ貯蔵に余裕がないとまずい状態になるかもしれませんね。
過去には中性脂肪が高い状態の時もありましたが、血液の状態というのは、普段の食生活でずいぶん変わってくるものようです。
一般的に透析食は、油と砂糖でカロリーを確保しますが、それって身体にとってどうなの?と思うようになりました。
油は種類に注意しないといけないとか、砂糖が身体によくないとかという情報を聞いてからは、油と砂糖を積極的にとることは身体にどうなのか?疑問に思ってきました。
今の私の食生活は、間食はしない、甘いジュース類は飲まない、和食中心というかんじです。ただし、カロリーを確保するために主食だけはしっかり摂っています。
そんな食生活が中性脂肪の低下を招いたとしたら、やはりもう少し甘いものも食べたほうがいいのかな?と思いました。
中性脂肪が低すぎるということは、少し栄養不足気味なのかということですね。
今は、低体温でもないし、疲れやすいということもないのですが、もう少し食べる量を増やして、せめて基準値以内にはしておいたほうがいいと思いました。
参考サイト:<出典:http://www.jrcla.or.jp/atoz/rexm/rexm_04_05.html>
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