りんごは1年中出回っています。
本来は秋にしか採れませんが、1年中食べることが出来るのは
保存方法に理由があります。
低温・低酸素濃度の貯蔵庫で、深い休眠状態にすることで鮮度を保ったまま長期貯蔵することが出来るそうです。
でも、りんごを一番美味しく味わえるのは秋です。
採れたての美味しいりんごを味わいましょう。
りんごは、果物のなかでは比較的カリウムが少なめです。
目次
りんごのカリウム
りんごのカリウムは、
100gで120mgです。
芯を取り除いたもの、約半分で100gあります。
りんご100gってどれくらい?
りんご 100g |
カリウム➡120㎎ |
りんご 1/4のカリウムは? |
カリウム➡60㎎ |
これくらいなら、何も気にすることなく食べられますね。
りんごジュースのカリウム
りんごジュースも、種類によって、
カリウムが違ってきます。
100gあたり | カリウム |
ストレートジュース | 77㎎ |
濃縮還元ジュース | 110㎎ |
50%果汁入り | 55㎎ |
30%果汁入り | 24㎎ |
りんご酢 | 59㎎ |
※文部科学省 食品成分データベースより
濃縮還元、ストレート、フレッシュジュースの違い
ジュースにもいくつか種類がありますが、
その種類の違いって分かりますか?
■「濃縮還元」(水分を除いた濃縮果汁を水で戻したもの)
・絞った果汁を一度加熱等で水分を飛ばし5倍・6倍にペースト状になるまで濃縮
・体積を小さくすることで、保管・輸送に優れ、水分を加えることで元の100%に戻すことができる
・濃縮の際に果物本来の風味まで失われてしまうので、香料・砂糖を加え味の調整が必要
・食品添加物が入っている場合もある
■ストレートジュース
・野菜や果物を搾ったそのままの果汁
・果実本来の味と香りを楽しむことができる
■フレッシュジュース
お店や自分で生の果実を目の前で絞った、加工されていない絞りたてのジュース
りんごは丸ごと食べたほうがいい
りんごを皮ごと食べますか? 皮をむいて食べますか?
私は、手根管症候群で手が不自由になって、
りんごの皮むきが難しくなったこともあり、皮ごと食べます。
実はりんごは皮ごと食べた方がいいって知っていましたか?
りんごの皮には栄養素がいっぱいで
皮を捨てるなんてもったいないです。
りんごの皮に含まれる栄養素
■ポリフェノール
りんごの皮には、3種類の「ポリフェノール」が含まれています。
エピカテキン | 抗酸化作用が高く、免疫力を高める |
プロシアニジン | アレルギーの改善、美白効果 |
アントシアニン | 高血圧の予防、視力の改善 |
■食物繊維
りんごの皮には食物繊維が多く含まれています。
腸の働きを活発にし、消化吸収を助け、便通を改善します。
■ペクチンとビタミンC
これらは皮と実の間が多く含まれています。
・コレステロールを下げる
・疲労回復
・整腸作用
・血糖値の上昇を抑える、などの効果があります。
ビタミンCは
・抗酸化作用
・美肌
・美顔効果
・貧血予防
・免疫力を高める
などの効果があります
りんごの農薬
皮ごと食べるには、農薬の問題が心配ですよね。
一般的なりんごの栽培の場合、
全く農薬を使わないというのは無理なようです。
でも、厳しい衛生試験場の検査が行われているのでよく洗えば心配ないそうです。
個別に売っているものは、いろいろな人が直接手で触っているかもしれないので、
コロナや雑菌の心配もあります。
数個入りの袋に入ったもののほうが安心かな?って思います。
りんごの保存方法と保存期間
私もりんごを箱でもらうことがあるのですが、
一度に食べきれないから、なるべく鮮度を保ち、長期保存したいです。
でも、冷蔵保存すると、
冷蔵庫がりんごで占領されてしまうのが困りものです。
なんて、贅沢な悩みなんでしょう。
何でもそうですが、りんごも保存の方法によって、日持ちが違ってきます。
りんごの保存法のポイントは、温度管理と水分の管理です。
保存期間 | 保存方法 | |
常温 | 2週間~ 1ケ月 |
・水分の蒸発を防ぐためポリ袋に入れて密封 (1個1個キッチンペーパーか新聞紙などで包むとさらによい) |
冷蔵 | 約2ケ月 | ・水分の蒸発を防ぐため、ポリ袋に入れて密封 ・野菜室で保存 (1個1個キッチンペーパーか新聞紙などで包むとさらによい) |
冷凍 | 1ケ月ほど | 薄切り、すりおろし、砂糖で煮てコンポートにする |
りんごレシピ
・サラダ
・コンポート
・ジャム
・アップルティー
むいたりんごの皮をティーポットまたはティーカップに入れて熱い紅茶を注ぎます。
香りを楽しめます。
[…] […]