気温が下がってくると、暖かい飲み物は体が温まってホッとします。
ココアは100g単位で見るとカリウムが高いですが、
実際に飲む量は、そんなに多くはありません。
純ココアよりもミルクココアのほうがカリウムが少なめです。
目次
ココアのカリウム
ココアは100gあたりだとカリウムもリンも高い
100gあたり | カリウム | リン |
純ココア | 2800㎎ | 660㎎ |
ミルクココア | 730㎎ | 240㎎ |
純ココアのほうがカリウム、リンともに高いです。
純ココアは、100%がココアパウダーに対し、
ミルクココアは、ココアパウダーの他に、砂糖や脱脂粉乳、その他の添加物が含まれているので、カリウムやリンの値が違ってきます。
カリウムが気になる人は、ミルクココアを、
添加物が気になる人は、純ココアを選んだらいかがでしょうか?
ココア10gのカリウムとリン
実際に飲む量は10g以下です
10gあたり | カリウム | リン |
純ココア | 280㎎ | 66㎎ |
ミルクココア | 73㎎ | 24㎎ |
ミルクココアと純ココアで、小さじ1杯あたりのg数は異なります
ココア小さじ山盛り1杯のカリウムとリン
純ココアは、小さじ山盛り1杯で、約4g、
ミルクココアは、小さじ山盛り1杯で、約5gです。
(小さじの大きさや盛り方で重さに多少の違いがありますが、平均すると上記の数字になりました)
小さじ山盛り1杯 | カリウム | リン |
純ココア(4g) | 110㎎ | 26㎎ |
ミルクココア(5g) | 37㎎ | 12㎎ |
牛乳でココアを作る場合は?
純ココアを牛乳で作る場合は、カリウムが少し高くなります。
牛乳は、少しだけ入れる程度にしたほうがよさそうですね。
カリウム | リン | |
牛乳(100cc) | 150mg | 93mg |
純ココア(4g) | 110mg | 26mg |
合計 | 260mg | 119mg |
純ココアは少量のお湯か水で練る
純ココアの作り方
①ココアに砂糖を足して、少量のお湯か水で練る
②お湯か少量の牛乳を入れる
練るだけの状態で、チョコレートソースになります。
水分が気になる時は、チョコレートソース状態で、食べるのはいかがでしょうか?
その他、パンに塗ったり、お菓子のトッピングに使ったりできますよ。
<透析患者がココアを飲める量は?>
ミルクココアは、小さじ2杯(カリウム74mg)OKですけど、 水分も多くは摂れないですから、 |
純ココアとミルクココアの違い
純ココア | ・砂糖が入っていない純ココアのこと ・混合物が一切含まれていないカカオ豆100%のココア ・砂糖や添加物が使用されていないため甘さはない ・ポリフェノールが豊富に含まれている |
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ミルクココア | ・製造過程のココアパウダーに添加物や乳製品を加えて飲みやすく調整されたココア ・甘くて飲みやすい |
※純ココアとミルクココアに含まれているカカオ含有量は各商品やメーカーにより相違があります。
ココア原材料の違い(森永)
原材料 | |
純ココア | ココアパウダー |
ミルクココア | 砂糖(外国製造)、ココアパウダー(ココアバター22〜24%)、ぶどう糖、脱脂粉乳、乳糖、クリーミングパウダー、麦芽糖、全粉乳、カカオマス、食塩/香料、pH調整剤、乳化剤 |
※純ココアはシンプルで、
ミルクココアは、いろいろなものが添加されています。
添加物が気になる場合は、純ココアを選んだ方がいいかもしれないですね。
♡手作りミルクココア♡ ミルクココアがいいけど、添加物が気になる場合は、自分でミルクココアを作っちゃいます。 純ココアとスキムミルクと砂糖を混ぜて、無添加の手作りミルクココアを作って瓶などに保存しておきます。 割合は、純ココア1:砂糖1:スキムミルク1 |
カリウム以外のココアの栄養素
ココアにはカリウム以外にも、数多くの健康効果の高い栄養素が含まれています。
・ポリフェノール
・ミネラル(カリウム、マグネシウム、鉄分、リン、カルシウム、亜鉛、銅)
・たんぱく質
・脂質
・糖質
なかでもカカオ豆に含まれる、カカオポリフェノールが豊富に含まれているため、高い抗酸化作用が期待できます。
ココアは寝つきをよくする?
ココアを飲むと、睡眠の質が高まる可能性があります。
ココアには、自律神経を整える作用のあるテオブロミンや、睡眠ホルモンであるメラトニンの生成を助けるトリプトファンが含まれているためです。
テオブロミンによって自律神経が整うと、寝つきが良くなったり、眠りが深くなったりします。
ただし、ココアにもカフェインは含まれているので、飲みすぎには注意してください。