気温が下がってくると、暖かい飲み物は体が温まってホッとします。
ココアは100g単位で見るとカリウムが高いですが、
実際に飲む量は、そんなに多くはありません。
純ココアよりもミルクココアのほうがカリウムが少なめです。
目次
ココアのカリウム
ココアは100gあたりだとかなりカリウムもリンも高いです。
100gあたり | カリウム | リン |
純ココア | 2800㎎ | 660㎎ |
ミルクココア | 730㎎ | 240㎎ |
純ココアのほうがカリウム、リンともに高いです。
ココア小さじ山盛り2杯のカリウムとリン
ミルクココアは、大体小さじ山盛り2杯で、約10gです。
純ココアは、小さじ山盛り2杯で、5gです。
小さじ山盛り2杯のカリウム
小さじ山盛り2杯 | カリウム | リン |
純ココア(5g) | 140㎎ | 33㎎ |
ミルクココア(10g) | 73㎎ | 24㎎ |
ココア小さじ山盛り1杯のカリウムとリン
ミルクココアは、大体小さじ山盛り1杯で5gです。
純ココアは、小さじ山盛り1杯で2.5gです。
小さじ大もり1杯 | カリウム | リン |
純ココア(2.5g) | 70㎎ | 16.5㎎ |
ミルクココア(5g) | 36.5㎎ | 12㎎ |
牛乳でココアを作る場合は、
100ccの牛乳→カリウム150㎎、リン93㎎
↓
100ccの牛乳で純ココア(小さじ1杯)を作ると、
牛乳100g→カリウム150mg、リン93mg
純ココア小さじ1杯→カリウム70mg、リン16.5mg
カリウム合計→220㎎、リン109.5㎎、となり、カリウムが高くなります。
牛乳は、少しだけ入れる程度にしたほうがよさそうですね。
透析患者がココアを飲む場合 ミルクココアは、小さじ2杯(カリウム73mg)OKですけど、 純ココアは、小さじ1杯(カリウム70mg)にした方がいいでしょう。水分も多くは摂れないですから、 100ccくらいのお湯で飲むのがいいのではないでしょうか? |
純ココアとミルクココアの違い
純ココア | ・砂糖が入っていない純ココアのこと ・混合物が一切含まれていないカカオ豆100%のココア ・砂糖や添加物が使用されていないため甘さはない ・ポリフェノールが豊富に含まれている |
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ミルクココア | ・製造過程のココアパウダーに添加物や乳製品を加えて飲みやすく調整されたココア ・甘くて飲みやすい |
※純ココアとミルクココアに含まれているカカオ含有量は各商品やメーカーにより相違があります。
ココア原材料の違い(森永)
原材料 | |
純ココア | ココアパウダー |
ミルクココア | 砂糖(外国製造)、ココアパウダー(ココアバター22〜24%)、ぶどう糖、脱脂粉乳、乳糖、クリーミングパウダー、麦芽糖、全粉乳、カカオマス、食塩/香料、pH調整剤、乳化剤 |
※純ココアはシンプルで、
ミルクココアは、いろいろなものが添加されています。
添加物が気になる場合は、純ココアを選んだ方がいいかもしれないですね。
カリウム以外のココアの栄養素
ココアにはカリウム以外にも、数多くの健康効果の高い栄養素が含まれています。
・ポリフェノール
・ミネラル(カリウム、マグネシウム、鉄分、リン、カルシウム、亜鉛、銅)
・たんぱく質
・脂質
・糖質
なかでもカカオ豆に含まれる、カカオポリフェノールが豊富に含まれているため、高い抗酸化作用が期待できます。
ココアは寝つきをよくする?
入眠や睡眠の妨げとなるものには、日々の心配や不安があります。
最近の研究では、ココアがストレスを感じたマウスの睡眠を良くするのに役立つことがわかり、別の研究ではココアを飲むと、不安が軽減されるという証拠が見つかりました。
ココアを飲むと、ストレスや不安にうまく対処し、よく眠れるようになる可能性があります。
<不眠に対するココアの効果>
・身体のストレスの身体的兆候を改善し、その結果、気分を落ち着かせて睡眠を助ける働きがある
・不眠症に悩む人は夜間血圧が高くなる傾向があるため、睡眠障害の既往歴がある人にはココアが役立つ可能性があります。
就寝時にストレス、不安、心配なことを考えると、夜間の血圧が上昇し、寝つきや眠りが難しくなる可能性があります。ココアを飲むと効果があるのはこのためです。
ストレスを感じたり、不安を感じたり、十分な睡眠が必要な場合は、一杯のココアを試してください。
私は、ココアを飲むようになってから、睡眠の質がよくなったのを感じます。
寝つきがよくなり、中途覚醒もなくなり、よく眠れるようになりました。
睡眠薬よりも、ココアのほうが安全でいい効果があるように感じるので、年間を通して飲んでいます。