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”透析患者がコロナ感染した場合の問題点” NHKニュースまとめ

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”感染した透析患者の個室治療に必要な装置 病院の4分の1で不足”ニュースまとめ

感染した透析患者の個室治療に必要な装置 病院の4分の1で不足
NHKニュース 2020年7月19日 19時26分

人工透析を受けている患者が新型コロナウイルスに感染した場合、とくに重症化しやすいため、透析治療はほかの患者に感染が広がらないよう個室で行うことが求められます。ところが、こうした患者を受け入れた病院の4分の1で、個室での治療に必要な装置が足りず、感染の再拡大に際して、患者を守る対策に課題があることが専門の医師らの調査で分かりました。

NHKニュース 2020年7月19日

 

出張透析装置

・個室での治療に使われる
・持ち運びができる
・透析に必要な水をろ過する装置もある
・装置は高さ1メートル余り、重さ80キロほど
・装置は約500万円と高価

 

透析室は大部屋で密

一般的な透析室は、大部屋に複数の装置やベッドが配置されていることが多い。
患者はこうした環境で、1日に4時間以上、週に3回程度治療を受ける必要があるため
院内感染のリスクがあるとされている。

大部屋の密な環境が懸念されている。↓

コロナ感染の透析患者から別の透析患者へ感染

実際に、感染が拡大していたことし4月、
神戸市の中央市民病院などでは
感染していたことを知らないまま人工透析を受けていた患者から
別の患者や医療スタッフに感染が広がった。

神戸・中央市民病院で新たに5人感染 防護服で人工透析室勤務の看護師ら

神戸市は22日、新型コロナウイルスの院内感染が発生した神戸市立医療センター中央市民病院(神戸市中央区)で新たに看護師ら5人の感染が確認されたと発表した。

このうち2人は既に感染者が出ていた人工透析室で勤務する看護師。

専門性が必要な代替要員を確保できないため、同病院は本来の自宅待機措置は取らず、2人は防護服を着て勤務を続けていた。同病院の感染者は計31人となった。

市や同病院によると、8日に入院中の70代女性の感染が初めて確認され、この女性の人工透析室の利用が判明。

毎日新聞

 

人工透析を行う医療機関では、徹底した院内感染対策をとる必要があり、
対応に苦慮している。

透析コロナ患者を受け入れた病院の対応

東京都内にある総合病院では、ことし4月から5月にかけて、感染が相次ぐなか、都からの要請を受け、人工透析を受けている患者数人を受け入れました。

患者はいずれも、新型コロナウイルスの感染による症状は軽症でしたが、病院には十分な設備がないため、大部屋の透析室で治療を行わざるを得ず、エレベーター1台を感染した人専用にするなど、移動の動線を分けたり、治療を行う時間もほかの患者と重ならないようにしました。

さらに、症状が出ている患者には、大部屋の中に、空気を外に漏らさない陰圧室のようにできる特殊なテントを入れ、その中で人工透析を受けてもらったということです。

そのうえで、マスクや防護服、それに消毒などを徹底した結果、これまでに院内感染は起きていませんが、患者が重症の場合は、せきなどで細かい飛まつが出る可能性が高く感染予防の観点から、個室でないと受け入れが難しいとしています。

この病院で感染対策を担当する医師は、「せきをしたり、たんを吸引したりすると、細かい飛まつが出るので、そういった症状が出ている患者は受けられないという方針で対応してきた。ほかの患者や職員への感染には最も注意した」と話していました。

 

透析患者はコロナに感染すると、重症化しやすい

現在、透析を受けている患者は全国に34万人
コロナに感染すると、重症化しやすく
症状が急速に悪化するケースも報告されている

感染した透析患者の死亡率17.6%

他の患者の命を守るために、個室での治療が求められている

しかし、必要な出張透析装置は足りていない
装置の不足を理由に入院を断られたケースもあった。
充分な設備がないと、透析患者のコロナ重症者を受け入れられない。

感染した透析患者の死亡率 4倍以上

人工透析を受けている患者は、新型コロナウイルスに感染すると重症化しやすいとされ、日本透析医会と日本透析医学会の調査によりますと、感染した125人のうち、少なくとも22人が亡くなったということで、死亡率は感染者全体のおよそ4%より、4倍以上高い17.6%に上っています。

死亡率を年代別に見ると、
▽40代以下では亡くなった人はいませんが、
▽50代では5.6%、
▽60代では11.5%、
▽70代が29.7%、
▽80代以上は26.9%に上りました。

また、
▽重症化し、人工心肺装置「ECMO」を使った治療が必要だったのは3人、
▽人工呼吸装置が必要だったのは19人、
▽酸素投与が必要だったのは49人だということです。

こうした患者の治療を行った、関東労災病院の矢尾淳腎臓内科副部長は、「入院当初は、酸素吸入のみの対応だったが、すぐに呼吸状態が悪化し、翌日には人工呼吸器が必要になった」と話していて、症状が急速に悪化することがあるとしています。

そのうえで、「患者の多くは、高齢で糖尿病などの持病も抱えているため、重症化のリスクが高いうえ、個室で透析治療を続ける環境を作る必要があるので一般の医療機関にとって、受け入れはかなり難しい」と話しています。

 

国の支援が必要

人工透析を行う医療機関では、徹底した院内感染対策をとる必要があり、対応に苦慮している。

第2波、第3波に備えた、より多くのコロナ透析患者を受け入れられる体制を構築することが重要

 

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